口臭対策
お口のにおいが気になったことはありませんか?口臭のある人は意外に多いモノです。気にするあまりに、ノイローゼになる方がいる傍ら、口臭を気にされない方もいらっしゃいます。
当医院では、患者様のお口の状態とライフスタイルから口臭の原因を診査し、口臭の相談をいたしております。
口臭と治療内容
口臭について
そもそも、人間にはにおい(体臭)があります。日本人は比較的、体臭が少ないと言われていますが、それでも体臭はあります。
赤ちゃんを育てたことのある方なら、赤ちゃんの甘いにおいをご存じかと思います。また、思春期には体臭がきつくなります。それらは普通、一過性の体臭であり、成長と共に収まります。
しかし、中年になると不快な口臭のある方が増加する傾向があります。体やお口に気を配ったりすることが、若いときに比べていい加減になりやすいかもしれません。酒やたばこも口臭の原因の一つです。もっと年を取ると、口の中の自浄力(だ液量の減少などによる)が落ちて、口臭が発生することがあります。また、空腹時や緊張状態、睡眠時など唾液が少なくなり口臭がします。つまり、年齢や時間帯、精神状態により誰しも口臭はあるのです。
一般的に「胃が悪いと口がくさい」などと言われています。確かに、胃炎、胃潰瘍、胃ガンなどのある人は口が臭うことが多いものです。そのほか、鼻に異常にある場合、肺や気管支炎の病気の場合などの内科的な病気でも、口がくさくなってしまうことがあります。そのような場合は医師に診てもらう必要があるかもしれません。
また、他者から口臭を指摘され敏感に気になさっている方もいらっしゃいます。
口臭と歯科治療について
しかし、口臭の多くの原因(8割程度)は口の中の病気です。むし歯や歯周病が酷くなると、歯周組織が膿を持ち、口の中に膿が漏れ出てきます。これが口臭の第1原因となっています。そして、このにおいは、大変不快なにおいがします。臭いのもとがむし歯菌や歯周病菌のだした膿なので臭いがするのは当然です。また、親知らずの歯の周囲の炎症がその原因となることもあります。
むし歯や歯周病や親知らずが口臭の原因となっている場合はこの治療を行います。(歯周病の治療はブラッシング治療や生活習慣の指導や長期的な管理が必要となります。詳しくは予防歯科のページをご覧ください。)
しかし、実際、口臭を気にして来院される方(主訴として)は、歯周病やむし歯の原因がなく、はっきりした原因がわからないケースも多いのです。
人間として、普通に持っている生理的な口臭や空腹時や緊張時の口臭を他人にたまたま言われたことによって過剰に気にしている場合もあります。
その他には、全身的な病気(シューグレン症候群など)で唾液量の減少が影響している場合などもあります。これらの場合の口臭対策は、特別な特効薬があるわけではありません。
当医院では、口臭を気にしている患者様のお話を聞き、不安を取り除けるような対応を努力しております。不安というのは解らないということから起こるのです。
ぜひ、お気軽に口臭の相談にいらして下さい。
口臭対策の歯科グッズ
当医院の受付にて口臭対策グッズを販売しております。
根本的な口臭の解消になるわけではありませんが、補助の用品として役に立ち、即効性があります。
口腔乾燥治療の商品は、加齢による唾液の減少などを補助します。入れ歯の患者様などにもお使い頂くこともあります。